亜硝酸塩濃度が高い時、どうすればいい?

目次
亜硝酸塩(NO2)とは、どのような物質?
亜硝酸塩(NO2)は「WISELABOアクアリウム水質テスト6in1」水質検査キット上から2番目のパラメータになります。
亜硝酸塩は生物ろ過サイクルでお魚などのフンや餌の残りをバクテリアが分解し、アンモニアの次に生成される物質です。
(生物ろ過サイクルについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。)
亜硝酸塩はアンモニアと同様に生体にとって非常に有害な物質です。
濃度が高くなると以下の症状を引き起こしてしまいます。
・酸素運搬能力の低下による呼吸困難
亜硝酸塩は魚の血液中のヘモグロビンに結合し、酸素を運ぶ能力を阻害します。この状態を「メトヘモグロビン血症」といい、魚が呼吸困難を起こしてしまいます。
・ストレスの増大と免疫力の低下
亜硝酸塩は魚に強いストレスを与え、病気への免疫力が低下してしまいます。
このように生体にとって深刻な悪影響を与えます。
魚に次のような異変が起こった時は、亜硝酸塩濃度が高くなっていないかを疑ってみましょう。
・水面近くで口をパクパクする、エアーレーションの周りに集まる
→ 呼吸困難になっている可能性があります。
・元気がなくなって、底でじっとしている。エサを食べない。
→亜硝酸塩による影響が考えられます。
亜硝酸塩濃度の測定と目標値
水質テスト6in1の試験紙を1秒つけて取り出します。
そのまま余分な水は振り払わずに、60秒間保持します。
色見本と比較して、亜硝酸塩の値をチェックします。
亜硝酸塩の目標値は0mg/Lで、検出されないことです。
亜硝酸塩濃度が高くなってしまう原因
亜硝酸塩濃度が高くなってしまう主な原因は以下の通りになります。
- 魚の排泄物
- 餌を与えすぎている
- 硝化バクテリアの不足
- 水槽内の生体が過密状態
- 水の流れが悪い
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
✔️魚の排泄物
魚が排泄するアンモニアは、亜硝酸塩の前段階の物質です。
排泄物が増加すると、亜硝酸塩の生成が促進される場合があります。
定期的な水換えや、砂利の掃除を行い、排泄物を取り除きましょう。
✔️餌を与えすぎている
生体が食べきれない餌を与えてしまうと、水槽内で分解され「アンモニア→亜硝酸塩→硝酸塩」と変換されていきます。
食べきれる適量を与えるようにしましょう。
✔️硝化バクテリアの不足
硝化バクテリア(アンモニアを亜硝酸塩に変換するバクテリア)が水槽内に十分に存在しない場合、アンモニアから亜硝酸塩への変換が遅れ、亜硝酸塩濃度が高くなります。
バクテリア剤を添加するなどの対策が必要です。
特に立ち上げたばかりの水槽では、この硝化バクテリアがいないため、亜硝酸塩濃度が高くなってしまうことがあります。
立ち上げから数週間は亜硝酸塩濃度をこまめにチェックし、検出されなくなってから生体を入れるようにしましょう。
✔️水槽内の生体が過密状態
水槽内に魚が多すぎると、水槽内バクテリアのろ過能力を超えてしまい、亜硝酸塩濃度が上昇する原因となります。
フィルターの能力や魚のサイズなどによっても変わってきますが、1Lあたり1匹を目安にしてみましょう。
✔️水の流れが悪い
水槽内の水の流れが悪い場合、バクテリアが十分に酸素を得られず、活性が低下します。
水流を改善するために、ポンプの位置や流れを見直してみましょう。
亜硝酸塩濃度を下げる具体的な方法
亜硝酸塩濃度を下げるための具体的な方法を挙げていきます。
- 部分的な水換えを行う
- フィルターや底砂の掃除
- エアーレーションを増やす
- バクテリア剤を添加してみる
- 水槽内の生体を減らす
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
✔️部分的な水換えと底砂の掃除を行う
亜硝酸塩濃度を下げたい時に一番最初にやることは、水換えを行うことです。
水槽の1/3程度を水換えし、亜硝酸塩を分解してくれるバクテリアの増加を待ちましょう。
また、底砂にたまった汚れも亜硝酸塩濃度や硝酸塩濃度の上昇を引き起こす原因となります。
アクアリウム専用の水換えポンプを使用し、底砂を巻き上げながら掃除すると溜まった汚れを効率的に取り除けます。
✔️フィルターや底砂の掃除
フィルターを水槽内のバクテリアの住み処ですが、同時に汚れが蓄積する場所でもあります。
掃除をする際は、水槽内の水ですすぎ、バクテリアを傷つけないようにしましょう。
目に見えるフンや食べ残しなどの汚れが落ちれば大丈夫です。
底砂はアクアリウム専用の水換えポンプを使用し、巻き上げながらクリーニングすると溜まった汚れが取れます。
✔️エアーレーションを増やす
エアーレーションとは、エアーポンプで水中に空気を送り込むことです。
エアレーションをすることで酸素が供給され、バクテリアの働きが活発になります。
これにより、亜硝酸塩が効率よく硝酸塩に変換され、亜硝酸塩濃度が下がることが期待できます。
✔️バクテリア剤を添加してみる増やす
市販のバクテリア剤を使用して、水槽内のバクテリアを増やします。
最初は少量から試してみることをお勧めします。
✔️水槽内の生体を減らす
水槽内が過密状態だと、バクテリアの分解速度が限界を超えてしまい、亜硝酸塩濃度が高くなることがあります。
他の水槽に分散するなどの対策をしてみましょう。
ご覧いただき、ありがとうございました。

